ラピス暗号のなぞ
団結を一度、形で示せると思いますか。例えば、誰ひとり欠けずに全員で一冊の本をつくることはできるでしょうか。主人公の少年イシスが「争いがなくなる書物」を探しに行く冒険物語。
始めに向かった「ムー島」で、イシスは象形文字が刻まれている黒い石と出会いました。その石の名は「シャーロック」。内容は暗号文であり、解読すると「人類は♀ビーナスからこの土地に来て次は♂マルスに移動する」という、到底理解しがたい「人類の大移動」が示唆されてしまいました。
イシスは、この一件を通じて、人との出会いをしていき、探している書物のことを聞いていきます。
物語は「争いがなくなる書物を探すヒントになる巻物」を知るまでに至ります。それは、今は存在しない書物でした。それをこれから作ってみてはどうですか、という提案のもと、イシスは人々に問います。「一世帯 好きな一文字 出し合って 本を一冊 作りませんか」